FM FESTIVAL 2025 桑田佳祐スペシャル企画!! 九段下フォーク・フェスティバル’25

　「桑田佳祐のやさしい夜遊び」の放送30周年を記念し、日本武道館で実現した特別企画。大きな節目を迎えるにあたり、何か特別なイベントをできないか、当社から桑田佳祐さんに提案して打合せを重ね、2025年の春過ぎ頃、桑田佳祐さんご本人の発案で「九段下フォーク・フェスティバル」というイベント企画が動き始めました。
　コンセプトは『一夜限りの秋の文化祭（ミュージックフェスティバル）』。“フォークソング”をキーワードに、桑田佳祐さんが共演を望んだゲストが次々に決まり、桑田佳祐さんのお声がけだからこそ共演が実現し、奇跡のようなスペシャルゲストが勢揃いしました。

　イベントの発表時には、「ゲストあり」としか告知されない状況でしたが、チケット購入の希望は発売枚数の10倍以上も殺到。
　そして迎えた本番当日、「たいしたゲストは出ないよ．．．」と番組「桑田佳祐のやさしい夜遊び」内でうそぶいていた言葉とは裏腹に、前座の田内洵也さんからスタートしたステージには、あいみょんさん、桜井和寿さん（Mr. Children）、竹内まりやさん、原由子さん、吉井和哉さん（THE YELLOW MONKY）という本当にスペシャルなゲストに登場いただき、 桑田佳祐さんがゲストを呼び込む度に、会場には驚きと喜びで悲鳴のような歓声が響き渡りました。
　すべての楽曲を桑田佳祐さん、サザンオールスターズでお馴染みのミュージシャンによるスペシャルバンド「北の丸タイガー＆ドラゴン」が演奏。そして、桑田佳祐さんが歌唱とギターとコーラスで全楽曲に参加するという、夢のような共演が次々と実現しました。

　この奇跡のイベントの模様を、11月3日（月・祝）16時～19時、特別番組「FM FESTIVAL 2025  桑田佳祐スペシャル企画!! 九段下フォーク･フェスティバル’25」で放送しました。桑田佳祐さん、ゲスト出演者の皆様の快諾を得て、アンコール曲まで、全30曲のすべてをＯＡすることができました。
　10月12日（日）のイベント当日から、特別番組の放送日の11月3日（月・祝）まで3週間という短期間に、すべてのライブ音源をＯＡ用にトラックダウンする事は通常ではあまり考えられない状況ですが、ビクターエンタテインメントのレコーディングチーム、エンジニアの方々にも多大なご協力をいただき、番組ディレクターが何度も編集を重ね、さらにその素材を桑田佳祐さん本人がすべて確認して修正を重ね、ラジオのＯＡが最高の音で聞けるよう、こだわり抜いた音源ができ上がったのは、特別番組の放送当日、11月3日（月・祝）の早朝でした。

　このスペシャルな音源と共に、全出演者による本番終演直後のコメントと、当日に寄せられたリスナーの熱いメッセージを、住吉美紀さんによるナビゲートで生放送しました。貴重な音源とコメントが中心となり、自由にトークをする時間は少なかったものの、イベント当日も進行役を務めた住吉美紀さんならではの熱く、芯を食ったコメントが番組をさらに盛り上げ、奇跡の夜を全国のリスナーが体験できる、この特別番組でしか聴けない素晴らしい3時間となりました。

　また、10月12日（日）の日本武道館には、JFN38局のリスナーレポーターが参加、彼らの熱いレポートを「FM FESTIVAL 2025」の特設Webサイトで紹介しています。こちらもご覧ください。

https://www.tfm.co.jp/fmfes2025/livereport/p2#livereport

特別番組の当日にリスナーから寄せられたメッセージの一部ご紹介します。

●年齢 58歳(1967年生まれ)　  男性

　あいみょんさんが浜田省吾さんの歌を歌う前に、お父さんの聴いていた歌と言っていたのを聞いて涙が溢れました。 と言うのも最近、中学一年の娘が私にギターを教えてと言って来るのを嬉しく感じていた所だったからです。ましてや、お父さんも会場にいらっしゃるとは！　お父様は私より年下ですが(笑)、お二人に自分達を重ねてしまいました。

●年齢 56歳(1969年生まれ) 　 女性

　ライブの音源を放送していただいて本当にありがとうございます。今日が誕生日ですが良い日となりました。私も24年前に大病をして、計4回11ヶ月入院しました。今は病と同居しながら社会人生活を送れています。入院となってライブを見送った事も多数ありましたが、こうして素敵なイベントを耳にしながら、今年も無事に年を重ねることができて改めて噛み締めています。 またこういった企画やっていただけたら嬉しいです！　ありがとうございました。

●年齢 27歳(1998年生まれ) 　 女性

　今日は敢えてスマホを閉じて、電車に乗りながら聴いています。私は現在就職活動を行っており、来週、いよいよ面接となりました。どんな結果になるか分からなくて、とっても不安なので、実は家族にも選考が進んでいることを話せていません。きっとラジオを聴いている、桑田さんの歌声に出逢わせてくれたパパへ。パパのお陰で、今日このラジオを聴くことができて、なんだか勇気が湧いてきました！　佳い知らせを伝えられるように、もうちょっとだけがんばります。その時はまた2人で、推し活しようね。

● 年齢 62歳(1963年生まれ) 　 女性

　最高最高！すごいLIVEでした！行きたかったー！ ３時間の放送があっという間でした。 一緒に口ずさんだり涙したり。よくよく考えてみたら、放送された本日11／3は32年目の入籍記念日。夫は2年前他界しましたが、きっと天国で一緒に聴いていたに違いない、と思いつつ、聴き終わってから記念日に気づく、私のこんな姿を苦笑いしていると自分も苦笑いしつつ、とても後味の良いLIVEの放送でした。年末のドラムの発表会で、勝手にシンドバッド演奏しますが、かなりテンション上がりそうです。今日、放送してくださって本当にありがとうございました♪

● 年齢 54歳(1971年生まれ)　　 女性

　今日を楽しみにしていました。放送ありがとうございます。現地にいたかった。豪華な出演者ですね。桑田さんのお人柄か、温かい雰囲気が伝わってきました。ヨイトマケの唄は、親のことを思い、泣きました。私もガン経験者です。桑田さんや吉井さんのような歌手の方が、声に関する病気になるなんて、絶望を感じると思うけど、それを乗り越えている姿を見せてくれるのは、励まされます。みらいのうたも良かった。桜井さんと吉井さんのK’sやって欲しいです（桑田さんも入れて）。なごり雪って、きれいな曲ですよね。竹内まりやさん達が歌う静かなる伝説（レジェンド）は沁みますね。桑田さんは、レジェンドですが、これからも歌い続けてください。吉井さんが歌詞を言ってくれたので、私も今日の日はさようならを一緒に歌いました。楽しかったです。また、住吉さんが、ラジオは一緒に作りあげる、と言っていて、ラジオっていいなと思いました。

TOKYO FM    編成制作局制作部
チーフプロデューサー
藤村　裕紀

• ツイート
• シェア
• LINE