JFN Association

全国FM放送協議会(JFN)

「JFN Association」は、JFNネットワーク、及び、加盟38社の各種活動情報(番組、イベント、営業展開等)を掲載しているWeb広報誌です。

「JFN賞2021企画部門」各賞決定!

 TOKYO FMをはじめ全国FM放送協議会(JFN 会長:黒坂修)加盟38社が、放送活動並びに新規事業の活性化とクオリティ向上を目指し、社会的影響力や企画力等、JFNグループ全体の発展に大きく貢献した事績を表彰する「JFN賞2021」の各賞が決定し、11月8日(月)にリモートによる表彰式が行われました。

◎JFN賞・企画部門

 「JFN賞・企画部門」は、加盟各社がエントリーした放送・事業・営業活動事例の中から、JFN各委員会委員長から成る「JFN賞選考委員会」が10月19日に開催され、選定されました。今年の審査対象は、2020年4月1日から2021年3月31日までの間、JFN加盟各社が活動した作品です。今年は、エントリー34社64件の中から、以下の各賞が決定しました。

■大賞
TOKYO FM/Positive~コロナとホテルとラインチャット~」

 新型コロナウイルスに罹患した社員プロデューサー自らの体験を元に企画・制作したドキュメンタリードラマを放送した。療養ホテルという隔離された空間の中でも、何とかして人と繋がろうという人間の本能とも言える部分を、SNSの匿名チャットを使って埋めていく陽性者=ポジティブ達の姿を再現ドラマで描いた。(番組部門申請)

■優秀賞
FM北海道/AIR-G’RUN for HOKKAIDO ~走ることで北海道を応援~

 コロナ禍でイベントの中止が相次ぐ中、GPSランニングアプリを活用し、期間中、好きな場所・時間で走った総距離を競い合うオンラインイベントを開催した。参加費に対する返礼品は、感染の影響で深刻化するフードロス問題の解消を目的に、北海道内の生産者等から購入し、地元の経済的支援も実現した。(営業部門申請)

■優秀賞
TOKYO FM/楽天カード presents FM FESTIVAL 2020 MUSIC CHRONICLE~竹内まりやと辿る音楽の50年

 民放FM開局50年の節目の年に、FMラジオとともに歩んだ50年間の音楽史を、シンガーソングライター・竹内まりや氏の歩みと重ね合わせながら振り返る番組を放送した。山下達郎氏もゲストに迎えたこの番組は、大手クレジットカード会社の1社冠提供として、近年にない大型出稿を獲得した。(営業部門申請)

■奨励賞
FM 岩手/笑顔をつなぐずっと・・・三陸鉄道~被災地を走り続けた10年~

 東日本大震災から10年の節目を迎え、毎月放送している三陸鉄道応援コーナーの拡大版として、地元復興の象徴でもある三陸鉄道が復活するまでの舞台裏を取材し放送した。当時の貴重なインタビューや新たな証言、さらには列車の音に至るまで、三鉄づくしの“音”と“声”で番組を綴った。(番組部門申請)

■奨励賞
FM 仙台/Hope for MIYAGI 2021 ~ROUTE 45+6 AGAIN~

 東日本大震災から10年を迎え、5年前に宮城県の沿岸部を一人で旅したダンサーと、東北に心を寄せ続けるアーティストの2人が旅した番組を放送した。気仙沼を拠点に活動するシンガーソングライターがナレーションを担当し、心に傷を持ちながらも、明るく前向きに生きる人達の思いを綴ったドキュメント番組とした。(番組部門申請)

■奨励賞
広島FM/カープ球団創立70周年記念特別番組 広島カープの歌~復興の応援歌

 カープの代表的な応援歌“それ行けカープ”が生まれる20年以上も前の1953年に誕生し、球団の創成期を支えた“広島カープの歌”を取り上げた番組を放送した。楽曲誕生当時のアレンジを、地元の高校生達による管弦楽と合唱で再現するとともに、この歌が当時どのように選手達を鼓舞し、地元の人々の心に残ったかを掘り下げた。(番組部門申請)

■地域賞
FM GUNMA/高校生ラジオフェス「#部室でコンサート」・「#僕らの校歌」

 コロナ禍で学校生活が制限されている高校生にスポットを当て、演奏の機会が減ってしまった音楽部、歌われる機会が減ってしまった校歌を取り上げた55分の特別番組を併せて9回放送し、 地元高校生達の生の声を伝えた。(番組部門申請)

■地域賞
FM新潟/小千谷市プロモーションビデオ「小千谷こい唄」篇

 小千谷市の魅力を発信すべく、市内の名所を歌詞に散りばめたオリジナルソングや、その楽曲を取り込んだプロモーションビデオを制作し、55分のレギュラー番組ではビデオの制作過程を紹介するなど、番組との密接な連動によるPR活動を展開した。(営業部門申請)

■地域賞
FM福井/交通安全家族!

 福井県が募集した交通安全啓発キャンペーンを、真に伝わる事に主眼を置いた徹底したデザイン戦略にこだわり獲得した。夜間の歩行者事故防止のための反射材マネキンの制作、市内大型ショッピングセンターでのタッチアンドトライイベント、交通安全家族が出演するドラマ仕立てのCMオンエアなど、その内容は多岐にわたり、地元の民間企業からの協賛も得た。(営業部門申請)

■地域賞
FM山陰/国宝松江城5周年記念 東京スカパラダイスオーケストラin松江城

 松江城の場内にステージを設置して観客を入れた野外ライブを開催し、松江市の文化・歴史・観光などの魅力を、映像とともに世界40ヵ国に向けて配信した。コロナ禍で軒並みイベントが中止に追い込まれる中、一人の感染者も出さずに有観客ライブを成功させた事で、翌年度以降の継続実施も獲得した。(営業部門申請)

■地域賞
FM愛媛/四国FM4局合同企画 「STUDIO 4rest」プロジェクト

 四国4県の魅力と、コロナ禍でも楽しめるキャンプの魅力発信を目的に、4局プロジェクトを立ち上げた。第1弾として、徳島県内のキャンプ場を舞台にした特別番組を、4局のパーソナリティが一堂に会して進行するとともに、営業やSNS展開など、全ての案件に4局が携わった。(番組部門申請)

■特別賞
TOKYO FM/TOKYO FM開局50周年記念 村上春樹 produce MURAKAMI JAM  “いけないボサノヴァBlame It on The Bossa Nova”supported by Salesforce

 番組「村上RADIO」の第2弾イベントとして、コロナ禍の中、世界中の村上ファンに届けるべく、全世界に向けた有料オンライン配信を実施した。世界的ITソリューション企業によるイベント協賛とフルネット特番提供も実現し、事前事後のパブリシティ記事は300近くに及ぶなど、JFNの価値向上に大きく寄与した。(番組部門申請)