JFN Association

全国FM放送協議会(JFN)

「JFN Association」は、JFNネットワーク、及び、加盟38社の各種活動情報(番組、イベント、営業展開等)を掲載しているWeb広報誌です。

2023年度JFN営業責任者会議<第二部>

2023.12.4(月)開催

●各社の営業成功事例報告

■FM仙台(営業部長 樋場 太一氏)
 「Date fm 食育啓発キャンペーン」・・・スポット+ハンドブック

FM仙台

 東日本大震災の翌年(2012年3月)から防災ハンドブックを発行し、今年度で12冊目になりましたが、新たな社会貢献・地域貢献となる企画としてスタートさせたのが「Date fm 食育ハンドブック」で、今年度で3回目の実施です。
 宮城県はクルマ文化ということもあり、10年連続で宮城県民がメタボ全国ワースト3位内に入るという状況がありました。メタボリックシンドロームの原因は様々ですが、「食育」に関する啓発は大切です。最初は朝のワイド番組内で月1回放送の「食育コーナー」を発信し、次にスポット企画にしました。そしてもっと広く取り組みを知ってもらいたいと考えたのが「食育ハンドブック」です。
 様々な取り組みが評価され、FM仙台の社員が県の食育推進委員を委嘱されることとなり、局と県の健康推進課が一緒になって啓発活動を行っています。食育ハンドブックは、県内の小学5年生をはじめ約5万部を配布していて、取り組みに賛同いただける企業は多く、これまで付き合いのなかった新規スポンサーの獲得にも繋がっています。

■FM秋田(執行役員営業部長 兼 東京支社長 上田 祐貴氏)
 大仙市「スカロケ移住推進部」(TOKYO FM Skyrocket Company内)・・・タイム

FM秋田

 秋田県大仙市の提供で、TOKYO FM Skyrocket Company内20分コーナー「スカロケ移住推進部」を、2023年8月に4週にわたって放送。
 秋田県大仙市に移住した方にフォーカスして、移住した背景や魅力を語ってもらいました。放送+番組サイトTOPバナー展開でのポータルサイトへの誘導をしました。
 セールスにあたっては、当社社長が新年の挨拶で県内各自治体を訪問する際に“話題”として携えて自治体トップに紹介しています。その結果、FM秋田で「スカロケ移住推進部」が決定したのは、今回が4度目で、2022年度には男鹿市、秋田県、秋田市による実績があります。
 一方で、トップセールスとは別の作業で、秋田県北部の自治体が本企画に興味を示しており、オンエア時期を役所の担当者と相談中です(2023年12月4日時点)。

■TOKYO FM(執行役員ビジネスソリューション局長 嶋 裕司氏)
事例①:閃光ライオット・・・タイム+イベント+WEB

TOKYO FM 1

 10代限定のオーディションイベント。かつてはDocomoやauなどが提供していたイベントですが、今年はマイナビの協賛で「閃光ライオット」のタイトルとしては9年ぶりに開催しました。全国の10代がターゲットということで、東京の会場(ZeppDiverCity)に来場できる人ばかりではないためYouTubeやSNSでもライブ配信し、“盛り上がりの可視化”がスポンサー評価に繋がりました。延べ1,800人来場。YouTubeライブ91,616人、Twitterライブ配信262,472回再生、#マイナビ閃光ライオット19,085,525リーチでした。

事例②:アサヒ飲料のお茶「颯」PR施策・・・スポット+SNS

TOKYO FM 2

 全国38局での生CMと、SNS(X=旧Twitter)での発信を組み合わせて実施。
 SNS上で話題を創りたいとのスポンサーニーズに対し、ラジオパーソナリティをマイクロインフルエンサー(フォロワー数はトップレベルではないものの、熱量の高いフォロワーが多く付いている)との位置付けで提案しました。
 生CMを読んだパーソナリティが、商品の感想をSNSで発信&リスナーからの感想を募集。リスナーの投稿に応える内容で生CMを再び実施し、さらにその内容もSNSで発信するというサイクルを作り、ラジオスポット×デジタルとの新しい施策を仕掛けました。

■FM群馬(営業部長代理 兼 東京支社長 羽鳥 良範氏)
 「中学生のためのお仕事ブック」・・・スポット+ハンドブック

FM群馬

 ハンドブックと組み合わせたスポット企画としてスポンサー56社を導入。
 キッカケは、令和2年から施行された学習指導要綱に「中学校におけるキャリア教育の充実」が盛込まれていたこと。中でも、中学2年生には「体験学習」として企業訪問する授業がありますが、その際、学校側に教材にできるものがないとのことだったため、学習用の副読本として製作しようと考え、地域の企業、中学校、生徒の3者のメリットをマッチさせました。
✓ 企業側メリット イメージ・ブランディング、地域貢献の一環 普段、中学生にPRできないので、企業ニーズにうまく合致。 ✓ 学校側メリット キャリア教育の学習、地域との繋がり ✓ 生徒側メリット 業界の知識、将来像の構築  お仕事ブックの発行時期を5月31日にしたのは、企業訪問前の時期、授業に合わせられるようにとの理由です。
 この企画を実施した結果、普段、ラジオに興味がなく出稿のなかった企業や、中学生たちにPRできたのが、FM群馬として大きな収穫でした。

■FM新潟(執行役員長岡支社長 山口 拓郎氏)
  「県内マイクロツーリズム歓喜の観光キャンペーン」・・・タイム

FM新潟

 毎週土曜日4月~9月実施の「出張生放送」企画。今年で4年目となります。キッカケは、2020年以降のコロナ禍で、局としてはイベントが一切できず、世の中では観光業が非常に厳しくなったことでした。地域情報を発信するため、半年間、毎週、出張生放送を行う企画をスタートしました。
 観光振興が主旨ということで、新潟県と国土交通省が後援についてくれたのは非常に大きかったです。特別協力・特別協賛として普段出稿のない企業が獲得でき、地域の小規模な企業が小口協賛ならばと出稿し新規スポンサー獲得。そこから派生してレギュラークライアントになった事例もあります。
 地域の特産品などをリスナープレゼントにするので、番組宛メッセージやSNS(X=旧Twitter)のアクセスも非常に盛り上がります。
 地元の観光を盛り上げるのは、放送局の大事な役割の一つだと考えています。出張生放送は本当に大変ですが、行くと地元の人が喜んでくれます。コロナ禍は明けましたが、色々なスポンサーを巻き込みながら、依然厳しい状況に置かれている観光業・飲食業・地域産業を盛り上げていきたいと考えています。

■FM香川(営業企画部グループリーダー 兼 東京支社長 高田 大輔氏)
 県内の離島の魅力を発信「香川しまびより」・・・タイム+AuDee

FM香川

 香川県は企業の数に限りがあるため、自治体を見込みスポンサーとして設定しました。
 まずは県内各自治体トップとのパイプ作りから。120秒のショートプログラムをスタート。市長室や町長室へ機材を持ち込んでの収録には必ず当社社長も同行し、顔が見える関係作りをしました。
 この関係をベースに、県東部の3市町をグルーピング。地元テレビが取り上げないようなニッチな町情報+自治体インフォマーシャル60秒で、制作協力金を獲得できました。情報はオンエアだけでなくAuDeeにもアーカイブ。
 この座組を次第に横展開していき、2023年、それまでのノウハウを注入して作ったのが「香川しまびより」という番組です。香川県には瀬戸内海に浮かぶ離島が24あります。パーソナリティが島を訪れて取材し、島の歴史や文化や風習、島で暮らす人々などの魅力を紹介し発信。それをAuDeeにアーカイブしていこうという企画で、自治体に加え企業スポンサーも獲得できました。
 これらの取り組みを通じて、FM香川では、県内18自治体のうち14自治体とレギュラー案件を持つに至り、随意契約の獲得に繋がるケースもあります。